様々な場面で活躍する介護タクシー

介護タクシーの仕事は介護が必要な高齢者を目的地まで送迎することであり、その活躍の幅は徐々に広がってきています。例えば遠方の冠婚葬祭は普段会えない親戚や孫に会うことができることから、できる限り参加したいと考えている高齢者は少なくありません。このような高齢者の送迎として介護タクシーが利用されることが多く、体が不自由だから、介護が必要だからと参加を諦めることが少なくなるように利用されています。場合によっては駐車場から冠婚葬祭の会場まで車椅子などを使って高齢者を連れていくという仕事もあるので、会場まで連れて行ってくれる人がいないという高齢者でも安心して利用できるところがポイントです。

またお墓参りのシーンでも介護タクシーは活躍することが多く、同行者がいる場合はもちろん、同行者なしでも利用する人が増えてきています。同行者がいない場合は別料金で介護タクシーのドライバーが付き添う形になるのですが、短時間の付き添いなのでドライバー側にはそこまで大きな負担はありません。ほかにも家に引きこもりがちな高齢者のちょっとした気分転換やリフレッシュ目的での外出にも介護タクシーが利用されることが多く、買い物や美容院、ちょっとした食事などの仕事が入ってくることもあります。このように介護タクシーは単純に病院の送迎だけではなく、様々な仕事をこなすことができます。そのため、介護タクシーのドライバーの仕事は徐々に活躍できる場面が増えてきており、注目されている介護職の一つです。